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別冊Car Ruins 過給エンジン/過給機技術の現状

CDロム有料配布について




掲載項目と価格等はこのページの下に明記しております。

発売日:2008/8/10



【主な内容と主旨】
一歩先を目指す人のための自動車技術解説ファイル「Car Ruins」シリーズの別冊になります。

今回のメインテーマも、メディアを中心に語る価値のない新型車や新機構の販促の為に業界が発信し続けている デマと迷信への指摘であり、巷において無責任かつ手放しで賛美・絶賛されている技術の全てが優れているとは 限らない事。そして、やたらと絶賛されている車種や機構ほど実は大した物ではない事を、他のファイルと同様 多くの現物写真や図を使いながら解説しています。

単行本ファイル「内燃機関の未来」及び「過給機技術の全て」に引き続き、ここ10年の間、自動車雑誌において 1度もまともに解説されず、素人然とした論調で語られている過給エンジンと過給機の細部解説を始め、自動車 技術誌ではテーマとして取り扱われていないターボメンテナンス法や高い耐久性を得る設計法の解説に今回は 力を入れました。また、間違った見解で語られる事が多いミラーサイクルの再評価及び、ダウンサイジングに 関する深い考察やスバル水平対向エンジン搭載車におけるインタークーラー搭載位置最適化の解説も行っています。

他にも、自動車技術誌において未だに正しい解説が行われていないDCT(DSG)・R35日産GT-R・ロータリー・水平対向・ バルブトロニック機構・ワイヤーハーネスの更に詳しい解説を始め、ベンツのディゾットを代表とするHCCI/PCCI 燃焼や水素ロータリーの解決不可能な数々の問題点も指摘しています。そして、ターボセンターセクション/タービン ハウジング/エキゾーストマニホールド/コンロッド大端部分割面の設計要領及び、ターボ一体エキマニやカチ割り コンロッドの問題点も掲載。更に、ミラーサイクル及びバルブトロニック機構と過給との相性の悪さについても 「内燃機関の未来」に引き続き詳しく解説しましたので、自家整備派や走り屋系の方々だけでなく理論派の方にも 読み応えのあるファイルです。

なお、電気自動車・プラグインを含めたハイブリッドカー・燃料電池車・水素レシプロ/ロータリーエンジン・バイオ 燃料・風力・太陽光・次世代バッテリー・キャパシタに関する解決不可能な問題点は「エコカーの真実」を、ミラー サイクル技術・サイクル理論・ダウンサイジング・バルブトロニック・電磁バルブの構造や理論の更に詳しい解説は 「内燃機関の未来」を、インタークーラー搭載位置の最適化やターボチャージャーと容積型機械を深く理解するには 「過給機技術の全て」を、TSI/DSG技術とワイヤーハーネスの実態を調べる際には「CR1.5」等、他のファイルを ご参照下さい。また、ロータリー・水平対向エンジン・バルブトロニック・電磁バルブの問題点や、DCT/DSGの 致命的欠点及びR35日産GT-Rの実態を知りたい場合は「Car Ruins2」を併せてご購読頂く事をお勧めします。
ちなみに、スバル水平対向エンジン搭載車のインタークーラー搭載位置とブロック剛性及び、ロータリーエンジンの 詳しい解説はメールマガジンNo.70とNo.75もご参照下さい。また、環境技術に関する問題点についてもメール マガジンの方に詳しい解説が記載されておりますが、難しい事が苦手で機械や技術に疎い方々には、 「理想クルマ屋本舗」の方をお読み頂く事を強くお薦めします。


今回も大量の解説文に多数の写真と図を交えて各項目を深く掘り下げています。
内容にご興味を持った方、学ぶ意欲のある方、自動車技術誌の巧みな提灯記事や薄い内容に不満をお持ちの方々は お気軽にお問い合わせください。





掲載内容一覧

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過給エンジン/過給機技術の現状

第一部 ダウンサイジング技術の夢と幻

 曖昧なダウンサイジングの基準と概念
 ダウンサイジングの正しい定義
 インタークーラー搭載位置の最適化
 スバル水平対向搭載車はインタークーラー上置きが合理的
 インタークーラーで冷やせば外気より低温度の空気が吸える?
 続・VGターボの嘘
 シーケンシャルツインターボの容認できない欠点
 ツインターボの意外な欠点とシングルターボの隠れた利点
 ミラーとダウンサイジングの誤認識が助長するミッション多段化


第二部 現行ダウンサイジング技術の呆れた実態
 ダウンサイジング的発想のルーツ
 ダウンサイジングを可能にする絡繰り
 ダウンサイジング化はパワートレイン全体の複雑化を伴う
 本物のダウンサイジング技術
 ディーゼル設計者の本音
 安易なダウンサイジング技術が招く結果
 リショルムの致命的欠点
 見放された容積機械とイートンTVS4葉ツイストルーツ
 次世代ターボは夢か現か幻か
 VWツインチャージャーBMY140馬力仕様とシングルチャージャーCAXの試乗評価
 プジョー308ダウンサイジングエンジンの試乗評価


第三部 過給システムとミラーサイクル再考察
 過給エンジンに長い吸気管を取り付けて慣性過給するのは御法度?
 慣性過給基礎講座
 忘れ去られたコレクタ容量とシリンダー壁輻射熱
 気筒内最高圧力は気になるが水平対向ディーゼルは容認
 圧縮比11=ミラー…!?
 ミラーサイクルの主旨と早閉じ・遅閉じの比較
 バルブトロニックと過給は相性抜群か?
 近年におけるミラーサイクルの解釈
 意外に悪いバルブトロニック的機構と過給の相性
 直噴とミラーの比較
 眉唾物の断熱膨張冷凍サイクル効果
 避けられない整備性の悪化
 電磁バルブとバルブトロニックの問題点 その2
 クルマ弄りやチューンも不可能
 各社の整備性とリペア性の比較
 スズキミラー三次元カム機構とWPCシリウス加工の細部解説
 チューニングは難しい
 バルブトロニック的機構と電磁バルブは廃車製造装置か?
 機械音痴の乗る民生車に修理不能な機構を付けてはいけない
 ミラー最大の欠点
 事後検証で評価したり否定するのは誰でも出来る
 ダウンサイジング技術は地球と人類を救わない


第四部 トラブルを防ぐターボチャージャー設計要領
 安物アクチュエーターとウエイストゲートの区別も出来ない事例
 ブローオフバルブとバックタービン
 ブローオフの選び方
 ウエイストゲートの選び方と改良法
 夢を語る前にやるべき事が山ほどある
 理想のタービン/コンプレッサブレード素材
 ターボの信頼性と耐久性の基本
 理想のセンターセクション構造
 危険なエキマニ一体構造とターボトラブルの主な原因
 技術誌では読めないエキゾーストマニホールド解説
 ステンレスパイプと鋳鉄エキマニの勝負の行方
 タービンハウジングの正しい設計法
 各ハウジング素材の特性
 スラストベアリング設計の重要性
 余談・V36スカイライン摩擦圧溶接サスロッドは単なるコストダウン技術
 続・曲がったアームの弊害
 神戸製鉄所の電磁成型法「ステイ」
 ハブベアリングボールPCDを増やすだけではダメ
 ターボトラブルシュートと作業前の点検項目
 ブローバイとターボトラブル
 白煙の原因と対策
 組み込み終了後のチェック項目
 カットバックの効果とリスク
 トラブル要因と対策法の一覧


ロータリーエンジンの補足
第一部 機械要素編

 「振動ゼロでコマのように回り、エキセンは撓まない」は大嘘
 アルミサイドハウジングとサイド排気に高圧過給は無理
 ローターアルミ化は悪い冗談
 断熱化も難しい
 鋳鉄製サイド/ローターハウジングが理想
 エンジンや車両が長持ちされると困る業界人
 1行程270度=高回転に強い…!?ローターとサイドハウジングが鉄=高剛性…!?
 サイド排気ポート化の弊害
 ハーフキーストーンは究極のトライポロジー技術?
 ロータリーエンジンにおけるオイル選択の補足
 2ピース化はトライポロジー技術の結晶ではない
 アペックスシールの補足
 ビッグタービンを組んでも壊れない理由


第二部 近未来ロータリー技術雑感
直噴/DISCロータリーの問題点
 ロータリー界の懐メロ「層状化燃焼」
 ミラーサイクル化?連続可変吸気機構?シリーズハイブリッド水素ロータリー?
 過去に絶賛したはずの燃料電池車はどこへやら
 フロントミッド/トランスアクスルDCTってナニ?
 出来ない事には理由がある
 オイルパン薄化の弊害
 シャフト補機駆動も難しい
 触媒位置最適化の基礎講座
 頭が単純な者ほど複雑機構を好む
 余談 「クリーンルーム生産」と「超精密機械/超高精度部品」
 優れた画期的新技術?「HCCI/PCCI」基礎講座
 リーンバーンよりタチが悪い
 整備や修理ができないエコエンジン
 上手く行ってもリーンバーン並み
 水素と希薄燃焼との相性の良さを力説
 水素/HCCI燃焼はロータリーを救わない
 おかしな方向に暴走し始めようとしているロータリー
 潜在能力の低い機関ほど最先端技術と複雑機構とコストを求める
 ガソリンレシプロとディーゼルの潜在能力徹底比較
 グリコのオマケはタダではない
 ディーゼル排気ガス規制の弊害
 ロータリーの実態
 「不可能な事も周辺技術の進歩で可能」と言う幻想
 原動機のポテンシャルは血筋で決まる
 ロータリーは主役になり得ない
 「極一部の熱狂的マニアのための変態エンジン」こそ正しい姿
 全ての新機構を絶賛/推奨する立場と事情


水平対向エンジンの補足
 他社が追従しない理由
 センターセクションオイルリターン処理方法と排気管とVGベーン制御法
 ターボを長持ちさせる小技
 オープンDPFのメリットとデメリット
 ブロックやクランクが短く、左右ブロックでクランクを挟むので剛性が高い?
 制約が多すぎる構造とレイアウト
 「ブロック剛性が高い」は半分本当で半分ウソ
 軸力によるクランク渋り発生の原理
 薄いリブをブロック表面に立てても効果は少ない
 潤滑に留意した背景
 水平対向HCCIディーゼルの夢と幻
 斜め分割/かち割りコンロッドの問題点
 凹凸の分割面によって結合力が飛躍的に高まる?
 口開きとフレッティング防止策
 カチ割りコンロッド技術の解説
 ベストなコンロッドキャップ合わせ面設計法
 ボルト締結の基本を知れば絶賛出来なくなる
 キャップ背面の梁
 二言目には、フロントミッドFR+トランスアクスルDCT
 水平対向をフロント搭載した際のベストなレイアウト
 直列エンジン搭載時の理想は水平対向に通用しない
 時代に逆行した機構がベスト
 水平対向だから通用する裏技
 水平対向搭載時におけるFRに対するRRの数多いメリット
 問題の多いMR方式
 目クソ鼻クソを笑う
 迷言とは、かくも愉快なものなり
 「変態エンジン」に徹しなければいずれ淘汰される


オマケその1 DSG/DCTの危険性
 電制スロットルと協調制御の弊害
 乾式DSGの追加解説
 それならMT車に乗れば良い
 修理や分解不能の機構や車両など評価に値しない
 GR6は超精密超高精度機械?
 湿式6速DQ250と乾式7速DQ200の試乗比較
 ATやCVTに対する差異はない


オマケその2 R35日産GT-Rの補足解説
 数十年後にフルレストアするアマチュアなんているのか?
 ストラット/インバ/アンバと鍛造製クーリングチャンネルピストンのナゾ
 匠の技を持つ職人のためのポカミス防止とは?
 能力不足だったブレーキ
 安物サブフレームを絶賛する蛮行
 カーボン混合樹脂製ラジエターサポートが車体剛性に貢献?
 GT-Rにもロータリーや水平対向に負けない夢と希望が…あるの?
 特徴がない事が特徴のターボ
 余裕のある内部ギヤ/ギヤ歯寸法は悪なのか
 素晴らしい?整備サービス内容
 板金も大変そうだ
 ダウンフォースよりもマフラーを優先した正しい空力設計
 退化したディフューザー


オマケその3 ワイヤーハーネスの補足
 安物製造を強いられる配線屋
 スケア(sq)細化の危険性
 眉唾物のハロゲンフリー被膜
 スライドドアや音響/空調機器にフラットケーブルを使うべきではない
 アルミ配線のリスク
 配線類のコストダウンや軽量化ではなく、資質ゼロの消費者廃除が急務


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以上です。
※ 各メーカーから新技術が発表されるたびに、図や写真を含むファイルの内容を
随時修正追加します。あらかじめご了承下さい。



※ 価格は送料・梱包料込みで500円です。購入をご希望の方は

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