『一歩先を目指す人』のための自動車技術解説ファイル
Car Ruins 2 CDロム有料配布について
掲載項目と価格等はこのページの下に明記しております。
発売日:2008/6/15
【主な内容と主旨】
Car Ruins2のメインテーマは自動車業界に蔓延る「デマと迷信」であり、それらが如何に間違った見解かを50台を
超える実車試乗と現物確認及び整備作業実施によって検証しており、先行販売されている他の有料ファイル同様に、
膨大な文章量に多くの現物写真と150を超える図を交えて理論整然と解説しました。
高い耐久性確保を基準に、ボルト締結/軸力伝達原理と角度法も含めたヘッドボルト締め付け手順・カウンターボア
効果を始め、ヘッドガスケット/シリンダーボア/ヘッドボルト/水路位置の複雑な関係を解く内容や、エンジン剛性と
細かなピストン形状やクランク軸に関する難解な学術も大量の図と写真を交えて詳しく解説しています。
また、シリンダーヘッド・シリンダーブロック・ヘッドガスケット・ヘッドボルト及び、ライナ/スリーブ/
メッキシリンダー/ライナレス技術に関する細部構造解説や塑性域角度法の問題点についても、多くの現物写真と
図を用いながら詳細に渡って深く考察していますので、現物確認/検証や整備をした上で車両や機構の良し悪しを
判断される際に役立つ内容です。
更に、バルブトロニック的機構と電磁バルブ及びDSG/DCTの致命的欠点を単行本ファイル「内燃機関の未来」と
「CR1.5」に引き続き指摘しており、ボルト(ネジ)締結や軸力管理に関する考察やブレーキキャリパー/
マスターシリンダー/ローターの技術解説と整備の際のコツについても濃い内容を掲載しております。
ショックアブソーバー(ダンパー)の場合、前作「Car Ruins」ではストック状態のベンツ・BMW・VW・プジョー・
シトロエン等の大衆車の乗り味に拘る方々も多少は考慮しましたが、今回はショックの交換・改良・調整程度の
作業は自分で行うのが当たり前だと考えているハイアマチュア向けの内容を掲載しました。
また、タイヤ/ホイール技術と使いこなし術の解説やFF/FRスポーツ車の実践的セッティング法についても自動車
技術解説誌や技術書では読めない内容を網羅しましたので、車両セッティングやショック・バネ・スタビ・タイヤ・
LSD選びや取り付けの際に参考になるファイルです。更に、迷信や憶測で語られている事が多いATFを始め、専門家や
自家整備派の方々に向けたオイル/ウォーターポンプ・可変バルブタイミング機構に関する解説も数多く掲載しました。
新技術解説誌において正しい解説が行われていない水平対向エンジン/ロータリーエンジンとタイアに関する詳しい
技術解説や深い考察を実施しました。その内容は、最新ポルシェの物やスバル水平対向ディーゼルも含めた水平
対向エンジンの構造や、次世代ロータリー16xも含めたロータリーエンジン特有の問題点の指摘から始まり、
各オーナーに向けた日常メンテナンス法・プラグ/オイル選択・馴らし行程手順・オーバーホール手順・整備/
チューニング法についても詳しく解説しています。
また、タイヤチェンジャーやバランス取り作業にも触れていますので、日頃から車両や機械に直接触れている
自家整備派や走り屋系の方々を筆頭に、ロータリーや水平対向の整備経験者及び弄る予定がある方々や、自ら
足周りを弄ってSタイアや車高調を愛車に組む計画を立てている方々には読み応えのあるファイルです。
他にも、発表から半年以上経過しているにも関わらず、全メディアにおいて未だにまともな解説と評価が一切
行われておらず、日産と部品メーカー側から発表された資料のみで語られ続けているR35日産GT-Rの詳細も掲載。
日産とメディア側の巧みなマーケティング戦略も含め、各部の現物写真を交えながらその実態をどの自動車雑誌
よりも詳しく解説しました。更に、プジョー/シトロエン各車とベンツCクラス2008年モデルの足周りも大量の
現物写真を交えて解説しており、レジェンド・スカイライン・フーガ・BMW3シリーズ及びマーチやアルトの
サスペンションとの比較も行いました。
なお、更生タイヤ(リトレットタイヤ)/ランフラットタイヤとRX-8のサスペンション及び、ショックアブソーバー/
ダブルピボット/仮想キングピン/サスペンションアーム/リンク形状・素材に関しては『Car Ruins』を、
ベアリング/ボールジョイント/グリス及び、サブフレーム/スタビライザー/リアエンジン(RR)/ミッドシップ(MR)
レイアウトは『別冊CR三菱i』を、オイルパン/オイルストレーナー/ブローバイ処理/エンジンオイル/ATF/DSG/DCTは
『Car Ruins1.5』を、バルブトロニック/電磁バルブの問題点は単行本ファイル『内燃機関の未来』を、
水素ロータリーも含む水素自動車/燃料電池車の問題点と水素社会の危険性については単行本ファイル
『エコカーの真実』などの、既刊の他ファイルと併用してお読み頂く事をお薦めします。
当ファイルも含めたCar Ruinsシリーズは、自動車新技術解説と言う大義名分の元に各新型車の販促キャンペーンを
展開し、自動車業界と市場全体の発展と繁栄を願って企画された新車/新技術PR記事とは主旨が大きく異なります。
また、新車販売促進やマーケットの活性化を目的とした『クルマ選び風記事』や新車解説/試乗記/新技術解説を否定
しております。そして、無意味な新機構を満載した買う価値のない新型車の販促を目論む企業やメディア側から
自らの財布を守りながら、新車ではなく中古車や旧車をあえて選んでそれを修理しながら乗り続ける楽しさの追求と
現在手元にある車両に乗り続ける大切さを唱えており、全ての項目において車両入手後の楽しみ方や長年に渡って
維持管理する際に役立つ情報を各オーナーに提供する事に重点に置いています。
更に、愛車の整備・修理・チューニング・パーツ製作を自分で行うオーナーの方々に弄って乗りこなす際に役立つ
情報や、耐久性を高めながら環境負荷を減らす設計法を技術者・専門家・研究家の方々に向けて提供しています。
当ファイルは実車に乗って弄っている方々に役立つ技術論と整備・修理・改良作業に関する内容を掲載しています。
そして、CD-R形式なので文字数・写真/イラスト数の制限が少ないだけではなく、資質と素養のある方々を対象に
していますので、妥協のない内容に仕上がっています。
そこで、筆者としては実車を所有・管理・運行しながら試乗や細部観察を怠らず、他人やメディアからの情報を
鵜呑みにせずに自己の努力と経験で得た知識と実力で物事を判断できる賢い方、他者が持つブランドイメージや
肩書きに頼りながら他人の『お墨付き』を求める事なく、自己判断によって物事の真偽や良し悪しを見抜く能力の
ある方、事実や現実を知っても自己を維持できる方、交通事故撲滅と自然環境保全を常に真剣に考えながら自家
整備を行っている真面目な方、そして自動車技術を深く学ぶ意欲と素養が備わった方々に読んで頂きたいと思います。
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「Car Ruins 2」 掲載項目一覧
はじめに
自動車メーカーと大きく異なる目標と基準と「Car Ruins」に込められた意味
特集 駆動レイアウト
・FF車増加の背景
旋回性能の比較
多気筒・高出力化に対する柔軟性
・V6不要論その1
多気筒・大排気量エンジンは不要
民生車は4気筒まで
・V6不要論その2
バランシング/ベクトル和/偶力総和/オーバーバランス率
ミラーシンメトリー
カウンターウエイト/バランスウエイト
キャンセルウエイトの効果的配置法
V6クランク軸製造/設計要領
SCM/SNCM
タフトライド/高周波焼き入れ/フィレットロール
軟窒化処理とイオン窒化処理
疲労破壊と貝殻模様/ビーチマーク
クランク軸とベアリングメタルの関係
ピストン重量合わせ
直6も完璧ではない
・V6不要論その3
クランク軸/ブロック剛性
音叉振動
フルカウンター/ハーフカウンター
直6クランク軸設計要領
・V6不要論その4
車両搭載性/整備性
出力特性/エミッション
重量面
・ロングホイールベース化の弊害
・トラクション性能
発進・加速性能の比較
FRトランスアクスル方式の基礎
・各部品の位置関係
タイロッド前引き/後ろ引き/バンプステア
キャリパー位置
「ロア/アッパーアームとタイロッドが等長・等高」に拘る愚かな発想
整備性/耐久性/弄り代
・余談 安易なエンジンルーム内部品樹脂化による弊害や手抜きの正当化
安全性と小回り性能
直6搭載のFF車
FF車は果たして必要なのか?
・弄って走り込む人のためのFF車セッティング
FF車の特性と良さを引き出す走り方
ノンスリの選び方とトラクション対策
アンダー/オーバー対策
トーに関する注意点
タイア/車体剛性/ブレーキに関する注意点とFF車用リアブレーキの正しい設計法
・弄って走り込む人のためのFR車セッティング
トラクション対策
アンダー/プッシュアンダー対策
オーバー対策
自動車メーカーに対するプライベーターの優位性
FRを生かす走り方
アライメントの基礎とトー/キャンバー/車高/タイロッド位置
タイアチョイス/内圧/車体剛性
スタビセッティングの基礎
特集 弄って踏み込む人のためのショックアブソーバー/ダンパー基礎講座とセッティング
・減衰力発生メカニズムの基礎
ポート数/ポート径/ポート位置
球面チェックバルブ式に対する積層式の優位性
シム構成/シム厚/ピストン速度/減衰特性の関係
定常的/過度的姿勢変化に対する影響力
C/Cc
バンプ/リバウンド比率
クルマ通はダンパーではなく「ショック」と呼ぶ謎
・ショック製造工程とガス室/ガス圧の解説
複筒と単筒
作動油熱ダレの迷信
フリクション/放熱性の比較
踏める人のベストなショック/ダンパー方式
ピストン受圧面積に拘る矛盾と空しさ
ショック/ダンパー作動油の迷信
フリクション低減の弊害と「超微速時のフリクションと減衰力の立ち上がり」の無意味さ
ロータリーベーンの補足
ショック/ダンパーマウント
ショック取り付けとチェック法
オーナーの作業によるフリクション低減法と潤滑剤に対する困ったデマ
・ショック/ダンパーセッティング
基礎編
車高調整
可変/車高調整ショック調整法
全長調整/非全長調整
バンプラバーとストッパーの考え方の違い
車高調整時の注意点
タイア扁平率
速度領域
硬さの原因はバネかダンパーか?
ハイレートスプリングを組む意味
間違ったダンパーAssyを選択した際の救済策
タイアグリップ/アンダー/オーバー対策
・賢いダンパー選択法
ロールセンター/キャンバー調整
バンプストッパーの正しい使い方
総合減衰力の考え方
伸び側/縮み側独立調整の重要性と配分
ダンパーメーカーが語りたがらない減衰力可変機構の実態
・理想のショックアブソーバーとは何か?
・超一流ショック
ザックスやプジョー内製品は果たして一流品なのか
・ダンパー迷言集
ダンパー品質は製造メーカーやブランドでは決まらない
猫足プジョーのオハナシ
プジョー407/シトロエン各車の足周り、その実態
「曲がった」サスペンションアームの弊害とベンツCクラスの足周り
プジョー407/307/207の細部観察と試乗記
ダブルピボット/マルチリンク/仮想キングピン軸
レース専用と乗用車用の区別も付けられない実例
戦闘機と新幹線とF1の蘊蓄
・ショック/ダンパーの真の役割
タイア/バネ/車体/ブラケットの重要性
木を見て森を見ず
・環境に優しいダンパーなど存在しない
生分解ミネラルオイル/不活性ガス作動
水/グリコール混合液
軽量ダンパー
特集 自らの頭と身体を使える走り屋のためのタイア講座
・基礎編
ロードインデックス
ホイール幅/ABSとの関係
引っ張りタイア
幅広/超扁平タイアの弊害と実接地面積減少の理屈
鬼キャンの弊害と扁平率別キャンバー角/トーイン量
空気圧/荷重/グリップ力/転がり抵抗/カーカス強度の関係
・通常走行用ベストタイア
ラジアル/バイアス/扁平率別の特性
クルマ通に対するセッティングと実用タイアを生かす運転技術
・通人向け講座
スリック/Sタイア/レインタイアとハイグリップラジアルのセッティング
ストリートラジアルの問題点と可能性
タイア性能を最大限引き出すコツ
タイア縦方向バネレート
空気圧調整
スプリング/減衰力/スタビライザーとのマッチング
TPMS・エアゲージ・ブルドン管・エアコンプレッサ・窒素ガス封入
・ボルトの基礎とホイール/スタッド
斜面の原理/フランク/山の頂/谷底/ネジ山角度/ピッチ/リード/リード角/外径/内径/有効径/有効ネジ部
角度締め法/座面強度
ボルト締め付け作業の基礎
最新自動車用ボルトの悲惨な現状
手抜き目的のタッピングボルトやピアスナットではなく、プロユースの高級ボルトに注目
潤滑剤・ホイール脱着法の解説
テーパーナットと球面座/ISO平座面
アルコアホイール
スタッド/ トルクレンチ/十字レンチ
・ハイアマチュア向けタイア講座
中古タイア
手組み手順
ランフラットタイアの隠れた問題点と盲点
・タイア業界の未来は暗い
中古/更生タイアの薦め
タイア通裏技紹介
「非石油系資源使用」へと論点をすり替える環境/資源面を軽視したタイアメーカー
ブラウン運動
特集 ホイール/ホイールナット技術解説とホイール選びの極意
・究極のホイール
鉄チンとアルミホイールの歴史
純正ホイール
重量提示されない理由
究極の鉄ホイール
ホイールナットの重要性
・製造法とその特徴
重力鋳造/低圧鋳造/砂型鋳造
マグホイール/チクソ成形/カーボンホイール
JWL/VIA
ディフューザーホイール
スクイズ法
MFD/ヒート数
乗用車用アルミホイール価格の異常
・ホイール選び/設計のコツ
1ピース/2ピース/リペア性
ホイールバランス
バランスウエイトの位置と貼り付け際の注意点
ホイール剛性/リム強度
リム幅とオフセット/スペーサーの弊害
限界径
シーやランドよりも「高さ」が重要/インプレッサから見えるPCDの重要性
パワートレインとスポークの関係
安物浮動式キャリパーの意外なメリット
肉盗みのルール
テーマ「エンジン技術 基礎の基礎」第1部 アルミブロックの問題点
・ブロックとガスケットとヘッドボルトの基礎
アルミ強度とオープンデッキ
ダイカスト/グラビティー
ボア変形
ヘッドガスケットの基礎
シール性/追従性
ヘッドとブロックとボア間隙間とガスケットの関係/フレッティング摩耗
コーティング/ゴム加硫
積層数/スチールラミネート
ボルト「緩み」のメカニズムと対処法基礎講座
驚愕のアルミブロック用タッピングボルト
ボルト破断とその背景
軸力断絶とビード/グロメット段差
ダブルビード/ストッパータイプ/スーパーグロメット
ワイヤーウーブン/スチールベスト/アスベスト/アラミド/膨張黒鉛
・エンジン剛性の基礎
カウンターボアとヘッド剛性との関係
ウォータージャケット/水路浅化の弊害
アッパー/ロアデッキの役割
樹脂製スペーサー
T4/T5/T6/T7処理
スパイニー
澱み式冷却のメリット/デメリット
・アルミエンジンの基礎
ブロック剛性大幅低下に対する危機感ゼロ
アルミ合金成長
アルミダイカストブロック製造工程
メタルクラッシュハイト/クランクキャップ開口リスク/クランクキャップノックピン位置の重要性
セミクローズドデッキの問題点
オープンデッキとディーゼル用アルミブロックを自己擁護する醜態
過去の失敗を生かせない愚かさ
鋳鉄ブロックのランクルと日産
・リペア性に関する問題点
ライナ補修性
アルミ製ライナ/ライナレス/メッキシリンダー/高Siブロックの危険性
亜共晶合金/共晶合金/過共晶合金
アルミライナ/アルミライナレス技術に未来はない
・サイアミーズド/最低シール幅妄信の危険性
各シール幅限界値
ボア間冷却不足
バルブリフター/タペットチャンバーへの弊害
ボア強度/排気量増余裕代不足/ガスシール性不足/ブロック肉厚不足/クランク剛性低下のリスク
ブロック剛性とペラシャの関係
・ヘッドボルト締結の基礎
ヘッドガスケットとクリッピング/クランピングレシオ
グロメット/ビード段差の弊害
ヘッド/ブロック合わせ面圧確保の基礎
軸力伝達の原理
4次元的ボア変形の原因
全ネジタイプ/ウエストボルト
座面面圧とワッシャー精度/強度
ボルトの緩み その2
ダウエルノックピン
ネジ山馴らし
ボルト洗浄/タップ・ダイス掛け/潤滑剤
ヘッドボルト締め付け手順/角度法締め付け手順
締め付けトルクと実軸力の違い
水素脆性と遅れ破断
水素関連技術者と研究者達のお粗末ぶり
空気のように水素が何時でも手に入り、蛇口を捻れば水のように出る水素社会?
水素自動車/燃料電池車は滅びの美学か
テーマ「エンジン技術 基礎の基礎」第2部 シリンダーブロック/ヘッド設計と剛性の基礎
・ブロック構造と素材の基礎
レシプロエンジンの基礎の基礎
エンジン振動要因
鋳鉄ブロック設計要領
ブロックロア幅/ケース幅/リブ厚
ロアクランクケース/ディープ/ハーフ
砂落とし
・究極のブロック/ライナ設計法
シリンダーボア形式
キャビテーション
パーカー/パルホス処理/ナーリング/ピット/ハニー
ボロン鋳鉄ライナ
析出
プラトー/スパイニー
ホーニング加工の基礎
超高強度シリンダーブロック
・ネジ山荷重の基礎
塑性域角度法その2
降伏点
耐外部荷重性
ネジ山勘合間隔
スタッドボルト
・究極のヘッドボルト締結法
量産車メーカーでは実現不可能な技法
カウンターボアと水路深さとヘッドガスケットの関係
ボルトバネレートの最適化
・シリンダーヘッドの基礎の基礎
AC4アルミ合金
ヘッド剛性
内部ビーム構成
ヘッドボルト位置/水穴位置の最適化
熱処理/時効硬化/溶体化処理時間
シェル中子
中子砂
中子位置
シリンダーヘッド製造工程/ヘッド設計手順
ロアデッキ厚/水路剥き出し構造と剛性
ロストフォーム鋳造
2分割式ヘッドのメリット/デメリット
CAD/CAE/FEMの危険性
ウォータデレクタ/冷却管
ヘッドボルト位置/水穴位置の最適化その2
・ヘッド剛性を高める理想設計
リブの最適配置要領/ボルト穴位置の最適化その3
ディーゼル用アルミヘッドのリスクと問題点
超高剛性/超強度シリンダーヘッド設計法
リペア性/燃焼室容積/加工精度
ブローバイ処理
ヘッドカバー
特集 現実を知りたいスバリストのための水平対向エンジン解説 前編
・水平対向初歩講座と続「ディーゼル化の暴挙」
クランク軸
ウェブ薄によるクランク軸剛性不足と「クランク短いので剛性が高い」と言う迷信
ジャーナル真円度/面圧/エンジン全長短縮のデメリット/ディーゼル化に対する大きなリスク
思わずゾッとする水平対向ディーゼルの構造
「メタル幅縮小でクランク支持剛性向上」と言う摩訶不思議な論調と、ボアピッチとボア周辺肉厚の区別も出来ない事例
スバル側の発表と異なる斜め分割コンロッド採用理由と、そこから見えて来るクランク軸の弱さ
コストダウンのためのかち割りコンロッド採用と、その危険性
オープン/セミクローズドデッキは単なる手抜き
消費者を馬鹿にした結果
・水平対向の問題点
ブローバイ/オイルリターン…重力に逆らうレイアウトの悲劇
オイルパン
ドライブチェーン
チェーンカバーから見えるダメな構造
・水平対向の問題点その2
ロングボルト締結2分割アルミブロックの剛性は低い
オイル漏れしやすい構造
ヘッド剛性が低い理由/出力向上限界値
重量/燃焼室と吸気効率を追求しにくい構造
組み立て手順の解説
整備性とオイル/プラグ選択
重心高さ/クランクセンター高さ
・排気系設計とターボシステム
排気系パーツの選び方と注意点
特集 現実を知りたいスバリストのための水平対向エンジン解説 後編
・水平対向エンジンを搭載した本格スポーツカーの提案
RR/ミッドシップレイアウトの非合理性
ポルシェ911パッケージング/最新ポルシェ水平対向エンジンの解説
・空冷エンジンのメリット/デメリット
比熱比/体積率/熱伝導率における勘違い
ラジエター位置
配管取り回し
空冷式の可能性
・非合理性をあえて楽しむ
特集 現物確認を怠らないマニアのためのロータリーエンジン講座
・ロータリーエンジンの特徴
トロコイド係数/創成半径
ガス交換
振動
ポンプ/機械損失
コスト/寸法/重量
信頼性/FF車に対する搭載性
・ロータリーエンジンの問題点
燃焼室形状/燃料噴霧状態/冷却損失
漏れ損失
燃費/オイル消費/オイルフィルター
潤滑システム//メタリングポンプの解説
・問題点に対する対処法
オーバーラップ/HC排出
ペリフェラル/サイドポート
CDIと点火系管理法
・問題が多い対処法
燃え残りの問題
発熱量の多さ・燃焼の悪さ・エキセンの曲げ…壊れる要因の数々
センサー・サクション・ホース・コネクター類には優しくないエンジン
過給
小型化
断熱化
セラミック溶射/窒化珪素アペックスシール
ハイブリッド化
直噴化
・サイドハウジングアルミ化のメリットと危険性
・ロータリーエンジン弄りの基礎
出力特性/タイム/エリア
オーバーホール/組み上げ手順
ワセリン
シール組み込みとエキセン差し込み
エキセンにインタメを挿入する際の注意点
テンションボルト
ペリとデブコン
・弱さとトラブルの要因
『無い』に等しいエンジン剛性
ダウエル/カラー/チューブラーピン
スプリングピン
ジャーナル数
バランシング
削り加工
少ない弄り代/回転数と熱負荷に合わせた隙間管理/Vマウントの有効性/トラブルを未然に防ぐ方法
マニア心不在の技術者急増中
・高出力/高回転化対応策
捩れ対策/エキセン太径化/キャップ数増
ローター軽量化
ローター数増
ポートの解釈
ポート加工/ポートタイミング調整の基礎の基礎
・アペックスシール
ウェステッドサイド/レモンエリア
シール求心力/シールスプリングレート
ロータリーの馴らし手順と壊さないコツ/オイル選択
3ピース式
セラミックアペックスシール
3ピースを止めた理由
・ロータリー用ターボ
ブローダウン
バケットタービン/ブレードタービン
更に弄り代が少ないサイド排気/サイド排気の上手いまとめ方
・ディーゼル化は果たして可能か?
・RX-8(2008年MCモデル)の細部解説と試乗記
・廃車寸前のオンボロFD・FCが面白い
特集 自動車業界が長年培ってきたデマと迷信
・エンジンオイル/フッ素系添加剤の迷信
発言と実行の不一致
エンジンオイル技術の補足
フッ素化合物の解説
鉱物油/化学合成油/添加剤
FIPG/紙ガスケット・ドレンボルト呼び径とトルク管理
最新輸入車のオイル交換事情/オイル劣化/塩基量測定
・「余所では読めないオイル解説」ATF/ギヤオイル編
ATFの基本的役割と使い捨て前提で設計された8速AT
ATF粘性・各調整/添加剤
交換時期・交換方法
摩擦係数・純正/汎用ATF
CVT用ATFの解説
高ミューATFのメリット/デメリットと点検/交換時の注意点
MT/トランスファ/デファレンシャルオイルの解説
・ブレーキキャリパーのデマ
対向式/浮動式/モノブロック機構の基礎
スプリット式/ツインローター解説
余談「蹴るブレーキング」のメリット
整備の視点で見た浮動式の問題点
完成車メーカー純正ブレンボとアフターブレンボの違い
・おまけ タイヤ迷言集
・暴走し続ける業界発のデマ
・デマや迷信を垂れ流すメディアの隠された本音
特集 高機能実用車の提案
・道具になりきれていない
超低価格車の量産に伴う危険性
無駄装備/娯楽装置の氾濫
スマートやパンダ30/45の高品質バージョン
道具と言いつつ本来の機能と無関係な装備満載のフシギ
・スケルトン/大型点検ハッチ付き車体構造
三角窓・ボンネットフード・可倒/脱着式フロントウインドウ・ドア/ドアヒンジ/ドアノブ・ピラー
・経年劣化によるヘッドランプカバーの曇り/変色と消費者の責任
極真っ当なランプ設計
最新ランプ類の最悪なリペア性
変色の原因
各ランプガスケットの特徴
悪いのは完成車メーカーやランプメーカーではない
曇ったカバーの処置法
・ポリカーボネートの解説と環境ホルモンの嘘/塩ビの笑える話
ポリカーボネート樹脂の特性と特徴
ダイオキシンと風評被害と原油高とご都合主義が渾然一体
塩ビ製パウダースラッシュインパネは高級なのか
・インパネ/メーター/装備
・シート/ハンモック式
・エンジンと駆動方式
4気筒を超える多気筒エンジンの弊害
・蛇足その1
OHV
HLA/ランプ曲線/カムプロフィール/サインカーブ
整備性
カムギヤトレイン
・蛇足その2
電磁バルブとバルブトロニック的機構の問題点
スズキ三次元カム/アウディーバルブリフトシステムの解説
地球環境保全イベント会場内における関係者の問題発言
・蛇足その3
DLCの傾向と対策及びWPC
・超耐久性/超耐荷重性トランスミッション
・足周りその1
タイア/ホイール/ハブ
ブレーキ/ラジアルマウント/2系統配管/対向式ツインキャリパー
2系統/スプリット式の解説
ピストンダストブーツと作業法
ブレーキグリス/カップグリスと沈殿凝固/固着
ブレーキ整備時のトラブル対処法
ベンチレーデッド/ソリッドディスク/耐クラック性
鍛造鋼製ディスクローター
・足周りその2
サスペンション/イニシャルトー/アーム長
アルミ製アーム/リンク
ダクタイル鋳鉄製リンクの設計要領
ダンパー
グリス/グリスニップルに関する迷信
ダストブーツ/アルミ部位に関する注意点
・実用車登場を拒む要因
特集 安物民生車の比較と評価
・エンジン編
昔も今も全ての民生車は単なる安物
メインジャーナル/カム軸駆動/シリンダーブロック
ウォーターポンプ/電動ウォーターポンプの徹底解説
ターボポンプの基礎と効率
素人は何故クルマを腫れ物扱いするのだろうか
・エンジン用オイルポンプの基礎解説
解析技術だけは発達
内接/外接
トロコイド/インターナルギヤ/ギヤ式/クレセント/漏れ損失
自動車用エンジン油経路の基礎/要求吐出量/ポンプ効率
正しい可変容量オイルポンプの紹介
間違った可変容量ポンプ「BMW可変ベーンオイルポンプ」の解説
電動オイルポンプは悪い冗談
オイルパンと究極のオイルストレーナー構造
可変バッフル/首振りストレーナー
・日産GT-Rの実態と徹底解説その1
本格スポーツカーなのにMT未設定の謎
ジャーダー発生の原理
AT限定免許所有の女性が気軽に乗れる『素人では乗れない本格派』
トランスアクスル/トルクチューブレスの徹底解説
電磁石とボールカムの組み合わせは天才的設計?
電制スロットルの弊害
カーマニアのための「おーとまちっく」DSG/DCTの問題点
4WD機構採用の疑問・ペラシャ2本の異常
軽くてシンプルで安い、10年に一度の逸材車?
・日産GT-Rの実態と徹底解説その2
GT-R/ランエボ]/インプレッサの空力と冷却ダクト
大型アルミダイカスト製部品採用理由
前後サブフレームの徹底解説
驚くほど安物のサス
三菱「i」に劣るハブ周り
ホイール設計の詰めの甘さ
デザインセンスとパッケージング
安物ウレタンシート
カーボン部品とフロントエンドモジュールとサプライアーの本音
チリ合わせ/アライメント精度追及の弊害と危険性
樹脂製タンクに対する金属製燃料タンクの優位性
名誉と売名のために自腹を切った各部品メーカー
内外装品の品質とオプション工具
まあまあのブレーキ
パッドとタイア
・日産GT-Rの実態と徹底解説その3
驚愕のメンテナンス内容と部品/油脂類指定
パッド/ミッション馴らしとローター被膜
DSG/DCTの容認できない弊害
チューニングを拒絶するGT-Rとランエボ]の設計と構造
・日産GT-Rの実態と徹底解説その4
「フレンドリープライス」
ネット・ゲーム・雑誌媒体を巧みに利用したマーケティング戦略と印象操作の裏話
メディア全面解禁日は3月1日
・日産GT-Rの実態と徹底解説その5
マルチファンクションメーターの解説
新たなビジネスモデルを提案するゲーム界大御所
・日産GT-Rの実態と徹底解説その6
オイル周り
吸気系
エキマニ一体化ターボの危険性とセンターセクションオイルリターン
クローズドデッキ化とライナレスシリンダー技術基礎講座
「日産GT-Rはエコカー」!?
ガソリン冷却廃止の嘘
過給用/無過給用ピストンの違い
LOC/ランドテーパーとピストン形状を決める要素
オイルジェット/ピストンピン/ボス/油溝/油穴
カーボン/ピストントップランド攻撃対処法
オイルジェット/ピストンオイルリターンの弊害とその対応策
ライナレスの欠点を緩和する次善策
ヘッド水路拡張のリスク
0Wオイル使用の背景
幼児化した消費者にライナレス高出力車を与えてはならない
国内自動車産業の未来は暗い
・4WSの危険性とR34-2.5tの潜在能力
・無意味なアクティブサス技術
自動運転化がもたらす最悪のシナリオ
フルバンド/ローバンドアクティブサス
ボーズアクティブサス/ベンツABC
・継ぎ手と軸受けの評価
ボールジョイント/等速ジョイント/ハブボディー/ベアリングの評価
クリープ/フレッティングコロージョン
「おまんじゅう状態」の重要性
GEN3ハブ/ベアリング圧入/カシメ式予圧法
熱処理/微細化処理
転動体数と耐荷重性と保持器厚
冷間と熱間鍛造
加工硬化/再結晶化/酸化スケール
ヒトデ形フランジの弊害
・グリス潤滑の問題点とオイルバス
各グリスの基礎講座
グリス量と流動性の迷信
シールドベアリングの問題点とグリスポケットの重要性
潤滑剤の適材適所
終わりに
目と掌で見て触れながら自らの頭を使って考え、乗って弄って確認できる事実に目を向ける
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以上です。
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